不景気に左右されない医療業界の安定性

不景気に左右されない医療業界の安定性

有名大企業でも苦しい時代

もはや大企業でも潰れてしまう時代。大企業でも安定はない・・・。

就活をしていて、周りからそんなことを言われたことはありませんか?

たしかに、大企業の経営難に関するニュースは、年々増えています。例えば、ここ数年は、電機メーカーの経営不振がニュースになっていますね。

私が就活をしていた13年も、大企業の経営不振の話はありましたが、例えば電機メーカーの東芝やパナソニックなどは人気企業で、ここまで危ない状況ではありませんでした。氷河期で、東大生でも秋まで無い内定だったりするような時代だったので、白物家電が危なくなってきたとは言われていたものの、東芝やパナソニックの内定を取った就活生は、やはり、周りから「すごい。優秀だ。」と評価されていました。でも、今の就活生なら、売り手市場で就職先を選べるし、エントリーするのも迷うかもしれないですね。

では、製薬・医療業界はどうでしょうか?

 

他業界と比べて絶対的な安定性

製薬・医療業界のメリットとして、安定していることが挙げられます。基本的に、給与水準も高く、ボーナスも結構もらえます。福利厚生も恵まれています。

私が勤めていた企業は、リーマンでもボーナスは出ていたし、リストラもありませんでした。

 

製薬・医療業界は、他の業界と比べると、圧倒的に安定しています。理由は簡単で、医療や治療は景気に関わらず必要とされるものだからです。

先発医薬品であれば特許があり、基本的には1つのメーカーの独占です。医療機器は物によりますが各社差別化されていて、症例ごとに細かく使い分けされています。もし、そういった商品を扱う企業がなくなってしまうと、直接、患者さんの命に関わってきます。企業側にも、医薬品や医療機器を安定供給する義務があって、国からも守られています。

なので、私としては、製薬・医療業界の、特に大企業が潰れる可能性は、極めて低いと考えています。

 

MRが不安定だとすると・・・

ただし、安定性という面で、潰れることはなくても、気をつけるべきことはあります。

1. 個人としてリストラされる可能性

現在の景気では、なかなか無いとは思いますが、今後は、どうなっていくかわかりません。

ですが、現在のところ、製薬・医療業界でリストラが実施される可能性は、他業界と比べると極めて低いです。他業界の方が、景気よる業績の変動が大きいです。

2. 企業が買収される可能性

製薬・医療業界で、安定性が脅かされることがあるとすれば、海外の大企業による買収です。

日本で最大手の武田薬品の売上金額ですが、世界のランキングだと、何位になるか知っていますか?最新のデータでは、世界19位です。昨年は18位、その前は17位で、しばらく15位前後にランクインしていたので順位を落としてきていますね。

 

買収は、景気が変動するのとは違って、いつどのように起こるかわかりません。

2015年には、医療機器メーカーで売上金額が世界3位のメドトロニックが、世界10位のコヴィディエンを買収し世界2位の企業となりました。そして、最新のデータではジョンソン・エンド・ジョンソンを抜いて、世界1位の企業となりました。医療業界で働く人や医師たちのなかでは、インパクトの強いニュースでした。

 

日本の企業は、世界から見れば、とてもちっぽけですので、いつ買収されてしまうかは、本当にわかりません。

では、外資の大企業であれば安心なのかというと、そういうわけでもありません。上に挙げたコヴィディエンの例もありますし、採算の悪い部署が売却され、その部署のMR全員働く場所が無くなったというような話はよくあります。就活生には伝わりにくいでしょうが・・・。

 

ただし、万が一、リストラや買収にあったとしても、MR資格があります。本人の問題による解雇などではなく、普通に働いていたのであれば、再就職先が無いという心配は不要です。実際に、買収や事業縮小にあったMRの多くは、MRとして競合の他社に再就職しています。

そう考えると、やはり、製薬・医療業界は、他業界と比べると安定性が非常に高いと言えます。リストラや買収は、会社員として働く以上、どの業界や企業に行っても可能性がありますからね。

 

医療業界の安定性の実例

今の就活生には馴染みが無いかもしれませんが、私の13年の就活の頃には、オリンパスの不祥事がありました。13年のオリンパスの面接は、他社がとっくに内定を出し始めた5月以降に行われ(当時は4月に大手の面接解禁でした)、志望する就活生の人数も大幅に減っていました。

しかし、13年のオリンパス新入社員の給与は、やはり、全業界の新入社員の給与平均より高かったようです。他業界の社員が聞いたら驚くような好条件の福利厚生もそのままでした。そして、現在では、日本最大手の医療機器メーカーになっています。(宮崎あおいの内視鏡のCMもバンバン流れてますよね。)

また、他業界になりますが、13年はJAL再建のニュースもありました。

オリンパスとJAL、この2社の大企業は、その後見事な復活を遂げています。現在では、就活生にも大人気の企業に戻りました。オリンパスやJALの内定を取ったら、おそらく、周囲からは「勝ち組」と評価されますよね。

このように、本当に世の中に必要な企業であれば、簡単には潰れません。

例えば、オリンパスの場合であれば、倒産して内視鏡の生産がなくなってしまうと、世界中で手術ができなくなります。現状、内視鏡生産でオリンパスの代わりをできる企業はありません。誇張表現ではなく、事実です。

 

ずっと安心して働きたいなら医療業界はおすすめ

大企業でも不安定だから、個人の力がつくベンチャー企業を目指す、他業界を目指す、という考えもあると思います。

でも、私は、MRについては、その心配は不要だと考えています。ここまで書いたことの繰り返しになりますが、MRは、会社がなくなっても資格は残るし、個人の営業力がつくので他社に転職できます。買収の可能性はあるものの、他業界に比べると景気に左右されにくいです。

入社するまでブラック企業かどうかもわからない、無名のベンチャーに行くよりは、安心して将来のことを任せられると思います。

 

私の体験談になりますが、退職する際に、転職エージェントに登録してみました。すぐに面談日が設定され、担当のエージェントが付きました。転職すると年収は下がるイメージだったのですが、1社目と同じ水準や、一番良いところでは年収が2割以上アップする企業も紹介してもらえました。独立する予定だったので、選考は受けませんでしたが、MRとしての営業経験は、他のどの業界に行っても評価されます。

他業界の経験が無いので、なんとも言えませんが、MRの転職に関しては、正直、引く手数多だと感じました。

不安定な企業に入社して、突然、路頭に迷うようなことは避けたいですよね。

 

MRとして、5年後、10年後のあなたはどうなっているでしょう?想像してみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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